【2023年10・11・12月】読んだ本の概要と感想

【2023年10・11・12月】読んだ本の概要と感想

2023年10・11・12月に図書館で借りた本の簡単な覚書。

じっくり読まずに斜め読みして返した本や、眺めるだけで満足した本もあります。

目次

「究極の疲れない脳」~5人の名医が脳神経を徹底的に研究して分かった~

著者:内野勝行・櫻澤博文・田中奏多・田中伸明・來村昌紀

出版社:アチーブメント出版

出版年:2022年8月

心が疲れると鬱になるのではなく、脳が疲れると鬱になるのだ。心=脳なのか。

脳が疲れるのは90点を取ろうと思って努力して取れると思ったのに、60点しか取れなかった時。

目標を下げるかもっと頑張って90点を取るしかない。

それができれば脳は疲れない。

ちょっと頑張れば達成可能な目標を設定するのが良い。それを達成することを繰り返し成功体験を積むのが良い。

朝食をとるといいとか、運動は夕方するといいとか寝る前の2時間前に風呂に入るといいとか、色々と脳が疲れない方法が書いてあった。

「生きるよドンどん~ムツゴロウさんが残したメッセージ~」

著者:畑正憲

出版社:毎日新聞出版

出版年:2023年7月

畑正憲さんは魚釣りが大好きで、ほとんど魚と釣りのことが大部分だった。

アマゾンや、へき地での思い出。結構凄まじかった。

動物王国のイメージがあったので、動物のことがたくさん書いてあるかと思ったが意外とそうではなくて驚いた。      

お父さんもお兄さんも医者で、畑さんも医者になれと言われたが医学部に行っていると嘘をついて他の学部に通っていた。

それでもお父さんから手ほどきを受け虫垂炎を見破ることができる。

畑正憲さんは天才だ…見たものをそのまま写真のように記憶する能力があったようだ。以前見ていた看板を頭の中に描き出し、そこに書かれていた電話番号を読み取って電話をかけるエピソード。

若い頃はメモも必要なかったらしい、全て覚えてしまうから。

子供の頃から英語を学び、高校生の頃にはすでに大学生レベルの力を持っていた。英語の本もスラスラ読めるほど。

そして英語をもとにして他の言語も独学で学ぶことができる。

とにかく破天荒な人。

動物にも海の生き物にも、対等に、同じ時同じ地球に生きている仲間として、一匹の人間という動物として向かっていく、その向き合い方に敬意を表して、相手のが生き物が心を開くのかもしれない。

畑さんの命の強さ、エネルギーの強さが本からも溢れ出してきて、読んでいるだけで圧倒され息苦しくなるほどだった。

「見てわかる、迷わず決まる配色アイデア 3色だけでセンスのいい色」

著者:ingectar-e(デザイン事務所)

出版社:インプレス

出版年:2020年6月

ブログサイトの配色の参考に。

イメージによって決める配色のパターンがたくさん載っている。

確かにセンスがいい。

同じ3色でもベースカラー・サブカラー・アクセントカラーの配分を変えると違うイメージになるのがよくわかって面白い。

カラーコードも載っているので気に入った色をそのまま再現できる。

使いたいなと思った配色もあったが、イメージが微妙に違うので、このブログは最初に自分で決めた色でしばらく行こうと思った。

「妻のトリセツ」

著者:黒川伊保子

発行年:2018年10月

発行所:講談社プラスα新書

148ページ

~11月2日

つい自分でも夫に言ってしまう言葉と、その意味を解説してくれている。

そうそう、そういう意味で言ってんのよこっちは!と激しく同意してしまう本。

世の夫たちに一読してほしいけど「妻が怒るのは夫との絆を求めているから」という主張は少し私にはあてはまらないかも、と思ったのは、もう絆なんてあきらめてるからかもしれない。

「Think CIVILITY『礼儀正しさ』こそ最強の生存戦略である」

著者:クリスティーン・ポラス

発行年:2019年7月発行

発行所:東洋経済新報社

317ページ

「生存戦略」とは、社会人として必要とされる、という意味。

自分が属するコミュニティを居心地の良い場所にするため、礼儀正しい人になろう、と言っている。

礼儀正しくない=無礼ということ

無礼なふるまいは、単に不愉快になるだけではなく、周りにも伝染していき、仕事のパフォーマンスを低下させ、そのコミュニティ全体にまで悪い影響を及ぼす。

そのことを、実験による根拠に基づいて説明している本。

無礼な態度は人の認知能力や注意力などに影響を及ぼす

職場に友好的でない人がいると死亡リスクが高まる

医療現場では医療ミスにつながり患者が実際に死亡することもある

理不尽な扱いを受けた人は、そのときだけでなくその後も注意力や集中力をそがれ、パフォーマンスが悪くなる。

自分が人に無礼な態度を取られたときだけでなく、他人に無礼な態度をとるのを見るだけでも影響を受ける。

脳に痕跡として残り、何かの折にはその時の感情が蘇ることもある。

また、無礼さは伝染する。

なぜ影響があるのか

脳の状態が変化し認知能力が低下するため

精神状態を正常に戻すのに力を使うため

思考力の低下により目の前にあるものも見えなくなる

礼儀正しいとは

人が好感を持つ第一印象の要素は「あたたかさ」と「有能さ」

この本での礼儀正しさとは、単に無礼でないというだけでは不十分。

その人の振る舞いにより、周りの人が心地よい気分にならないといけない。

ゼロではなく、プラスに働くところまで。

そうすれば、周りの人のパフォーマンスにも影響を及ぼし、ひいては会社の業績までもよくなっていく。

礼儀正しくなるためにできること

自分を常に監視し気を付けてふるまう。

十分な睡眠を取ったり食事を適切に摂り笑顔を絶やさないなど、体調や気分を良く保つ基本的なことが大事。

偏見を持たず誰に対しても平等であるよう注意する。

自分が無礼になっていないか周りの人にその都度教えてもらう

感想

自分が無礼でないか周りの人にその都度教えてもらう、というやり方を紹介していたが、少しやりにくいのではないかと感じた。

そのやり方とは、例えば会議中に無礼なことをしたら(例えば誰かの話をさえぎるなど)あらかじめ決めておいたサインでダメ出しをするというもの。

これは実際にやってみた人達がいるということだが、アメリカ人などフランクな人柄の多い国でやるのはやりやすいかもしれないが、日本の縦社会では上司の無礼を指摘するなどなかなかできないかもしれない。

できたらとても効果的だと思うけれど。ゲームみたいに導入してみたらいいかもしれない。

心に残ったこと

礼儀正しいということは、単に”無礼でない”という範囲にとどまらない。

そうではなく、かかわる人たちに、より暖かい印象を持たれ信用され、気持ちよく一緒に仕事ができるような空気を作ること。

そこまでするのが真の礼儀正しい人だという主張に、著者の求めている社会人としての在り方を感じた。

 

「毎日がピカピカになる『水まわり』の洗いかた~トイレ・キッチン・風呂場の汚れがおもしろいほど落ちる!」

著者:お掃除職人きよきよ

発行年:2023年3月

発行所:興陽館

207ページ

この本を借りてから、youtubeで見たことがある人だと気づいた。

きよきよさんの仕事ぶりをyoutubeで見ると、本当に職人さん。着実にきれいになっていくのでずっと見てしまう。

実際に私も、風呂場の掃除をまねしてやってみたら、満足のいくほどきれいになった。

この本はyoutubeの動画でやっていることをそのまま文章にまとめた感じ。写真もあるが、youtubeの動画をとめて写真にしたような感じだった。

私はそのつどyoutube動画でみて掃除するほうがわかりやすいので、この本を読みながら掃除することはないと思う。

youtubeを見ない方にはわかりやすいと思う。文字も大きい。

洗剤の選び方など基本的なことも教えてくれているので、掃除をするときに「あれ?ここは何の洗剤を使うんだっけ?」とすぐに確認したいときなどは便利な本だと思う。

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